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2014年2月吉日 ふれあい広場「野馬の里」委員会 |
ふれあい広場「野馬の里」解散のお知らせ |
千葉市緑区越智町の一角に3万本以上のチューリップが植えられるようになってから10年。 あっという間だったようでもあり、長かったようにも感じます。 様々な試行錯誤と失敗…。花を育てることに於いて全くの素人集団のすること、初めの頃のなかなか思うようには運ばなかった経緯は今となってはいい思い出となっております。 さて、地域にも浸透し、毎年楽しみにしてくださる方々には大変ご報告し難いことなのですが、今年4月20日(日)のチューリップまつりを最後にふれあい広場「野馬の里」委員会は解散することになりました。 理由の一つは運営スタッフの減少・高齢化です。年間作業には球根の植え付け以外にも多くの作業があります。素人だった私たちは時と共にだんだん作業に慣れてはきましたが、“手が足らない”という状況だけはどうにもなりません。もちろん、活動に賛同してくださりこの温かい地域にはお手伝いしてくださる方々がたくさんいらっしゃいます。大変喜ばしいことと感謝しておりますが、運営に携わる当会スタッフは減少・加齢の一途を辿っております。 また、後を継いでくれる人材の発掘も思うようにいかず、一部スタッフへの負担が重くなっておりました。 加えて、千葉市の財政事情により今年度当初(昨年春)、とうとう補助金の打ち切りも決まってしまいました。 運営費・畑の維持管理費・球根代金・祭りの運営資金など、公的な助けがなければとても自己資金で賄いきれない活動なのです。 諸事情、諸問題を解決すべく私たちは何度話し合いを重ねたことでしょうか。何とか続けられる手だてはないものだろうか…という知恵の出しあいも虚しく、断腸の思いで解散する決断に至りました。
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春の畑にカラフルなチューリップが揺れる姿。 今冬の天候は花の生育にどのように作用するでしょう…。スタッフ一同、最後となるまつり会場で皆様をお迎えするための準備を進めております。 はじめてチューリップ植えに参加した小学校1年生も今は高校生でしょう。当時中学校3年だった生徒さんは既に社会に出ているはずです。 たくさんの地域の子どもたちには何かの思い出を残せたでしょうか… 私たちは花を通じて人と人との温かい気持ちのふれあい……ささやかでも、私たちはそんな役割を担ってこられたのでしょうか…。 長い間ご賛同いただいた皆様、ご協力いただいた皆様には心より感謝いたしております。 ありがとうございました。 最後のチューリップまつり会場でお会いしましょう。 |